フィリピンのコンドミニアムにネットが通るまでの経緯


フィリピンに移住してきて実際に暮らすコンドミニアムを見つけることができてから、ネット回線が通るまでにはかなり時間がかかった。

私が住む部屋を探したのが日系の不動産業者だったのだが、正直この会社自体もあまり良くなかった。

その後にもっと良い日系の会社が見つかったものの、それはすでにコンドミニアムを契約した後だったので間に合わず、結局そのあまり良くない会社にそのまま依頼することになり、ネットの回線についても手続きをお願いすることになった。

当初はグローブというフィリピンの通信会社でADSLを通す予定が、これが通らないことが分かった。

というのも、私が契約したコンドミニアムではどうやらグローブでは回線を通すことができないらしい。

しかも早ければ一週間かからずにADSLが通ることもあるという不動産会社の話だったのが、約一か月かかってようやくその回線を通すことができないことが判明した。

そして、その後はPLDTという別の会社を使うことになり、そこからまた一か月近くかかった。

しかもこのPLDTは速度が比較的速いというメリットがある反面で、一か月あたり約一万円かかる。

ネット代が一万円ということを考えると、日本と比べてもはるかに高い。

ここら辺はインフラがまだ整っていないフィリピンにおいては値が張ってしまうのは仕方がないところではあるものの、ちょっと嫌だったのは、入居から二か月近く経ってようやく開通するにもかかわらず、一年単位での契約しかできず、しかも12か月前払いをしなければいけないので、実質二か月分無駄になってしまうこと。

これはお金をドブに捨てるようなものだし、納得のいかない部分もあったものの、家でネットが使えないのは非常に不便だったので、仕方なくPLDTと契約することにした。

では、それまでの間はどうしていたのかというと、仕事柄、インターネットを全く使わないわけにもいかないので、スターバックス等のカフェを使ったり、あるいは食事に出たときにWi-Fiが使える店を選ぶようにした。

といっても、マニラの場合はリトル東京等で基本的にインターネットを使うことができないので、最初のうちはWi-Fiが飛んでいる店を探すこともかなり難航した。

結果、BanappleやTwg、Paris Delice、Botan bubble tea and cafe等を巡るカフェ難民となった。

一週間丸々使わないとか、そういったことだとやはり困ってしまうので、基本的に一日に一回は最低でも使いたいし、できれば昼と夜ぐらいはつないでおきたいところ。

そう考えると、行動の幅がかなり狭められてしまった。

というのも、ネットが使えるとわかったレストランを優先的に使うため、なかなか新しいレストランの発掘が進まなかったため。

こういったこともあったものの、入居から二か月が経って、ようやくネットを使える環境になった。

そしてそのスピードは速く、日本にいたころと同じ感覚で使えるようになった。

YouTubeであれば読み込みを待たずに見ることができる。

これはマレーシアに住んでいたころには到底考えられなかったこと。

体感的にいうと、マレーシアで暮らしていたころに比べて、フィリピンに来てからネットのスピードは5倍ぐらいに高まったのではないかと思う。

とはいえ、これだけ期間があいてしまったので、その二か月はなかなか歯がゆい思いを募らせることになった。

自宅でネットが繋がることはこれだけ有難いことだというが実感ができたのは良かったのかもしれないが、もう一度繰り返したい体験だとは思わない。

これもフィリピン特有の事情というよりは、むしろ不動産会社の事務処理能力の問題の側面が大きかったことが後から調べて判明した。

やはり不動産業者を選ぶことはかなり慎重に行わなければいけないし、この点においては毎回苦戦を強いられているところ。

次にほかの国でコンドミニアムを探すときには、もう少し慎重に不動産会社を選びたい。


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