海外に住んでいると広告が偏る


マレーシアやフィリピンに住むようになってwebサイトを開いていると、一部の広告が頻繁に表示されるようになった。

たとえば、日本から海外に物を送るときの送料を安くするサービスは、とてもよく目にすることになった。

毎日一回はそうした広告を見ている。

なぜこういったことが起こっているかというと、ある広告スペースがGoogleの広告等になっていて、本来であればそのwebサイトの内容に則したサイトが表示されるようになっているものの、海外居住者にも門戸を開いている広告主が少ないので、一部の広告ばかりが何度も繰り返し表示されることになってしまっているらしい。

地域によって表示される内容を変更するのは、広告効果を最大にするためには当然必要なこと。

たとえば、東京都の品川区で眼科を探している人であれば、品川区、もしくはその近隣地域の眼科の病院の情報を表示するのがふさわしい。

ここで北海道のクリニックのwebサイトを表示したところで、実際にそこまで行けるわけではないので意味が無い。

同様に、海外であれば仮に通販の商品であっても、海外配送に対応していなかったりすることもあるので、やはり海外のwebユーザーに向けての広告が絶対数として少ないことを感じている。

広告を出稿する側の立場として言えば、クリックされる毎に課金されていくので、関係の無い人にwebサイトに来られるのはある意味では迷惑。

webサイトに誘導することが最終的な目的な訳ではなくて、そこで商品を購入してもらうとか、会員になってもらうことが目的な訳なので、その見込みが無い、もしくは極端に薄いユーザーは最初のうちにターゲットから外したほうが効率が良い。

費用対効果の部分で考えれば、地域での表示の切り替えはとても重要。

これは私もかつて出稿する側だったことがあるのでよく分かる。

とは言え、こうして海外に住んでいて、あまりにも同じ広告ばかりを目にするようになっているので、少々飽きている部分もある。

海外に発送してくれるというサービス以外にも、不動産やビザの取得業者の広告とか、あるいはフィリピンであればマンゴーの広告とか、そういったものの頻度が高い。

ただ残念ながら、その内容を確認してみたくなるような魅力的な内容のものは無く、常にスルーしてしまっている現状がある。

フィリピンやマレーシアに住みながら日本語でインターネットを使う人口が、たかが知れてしまうので、そこに向けての取り組みが甘いのは仕方が無い。

ただこうして同じ広告ばかり表示されるようになると、さまざまなものを見ることが出来た日本の時代が少しだけ懐かしくなることもある。

言葉の壁があるので、なかなか普段テレビを見ることも無い。

そうなってくると、マニラでCMを目にする機会もほとんど無い。

したがって、CMや広告から無意識のうちに遠ざかることになる。

そうはいっても街中の看板を目にすることは当然あるわけで、そこが数少ない情報源になっている。


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