ワーキングホリデーを利用しないのは失敗だった


すでに32歳になったが、いろいろな国に住みたいと思っている。

基本的には一年単位での滞在を考えているので、そうなると長期的なビザをとることは現実的ではない。

これまでにはマレーシアやフィリピンに住んできたが、次の国を探すところで候補選びが難航している。

一年単位で住むという考えを前提にした場合、就労ビザや婚姻ビザ、配偶者ビザは当然選択肢に入らないので、何かしらそれ以外の一時滞在のためのビザが必要になる。

その最たるものがワーキングホリデービザなのだが、こちらは基本的に30歳までが対象となるので、32歳の私としてはすでにワーキングホリデーでどこかの国へ行くことが出来ない。

しかもワーキングホリデーの場合には、なかなかビザが下りない国が多く加盟しているところがあるので、イギリスであったり、ドイツやフランスであったり、あるいはアイルランド、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、こういった国にも比較的簡単に滞在することができる。

こうした制度を20代のうちに利用しなかったのは失敗だったと、今になって感じている。

現地に行って就労できる時間や期間は決まっているとはいえ、これは働かなくてはいけないというわけではなくて、あくまでも就労許可が出ているという扱いなので、現地で仕事をしないことは本来的には自由なはず。

そういうことで考えると、自分でビジネスを持って、現地では一切就職せず、バイトもせず、ただワーキングホリデーのビザだけをもらうことも可能だった。

このことに気づいたのはすでに30代になった後で、20代の大部分は海外に興味を持つこともなく過ごしてしまった。

今のように海外生活をするようになると、20代のワーキングホリデーはある種の特殊なチャンスが得られた期間であったことを強烈に感じている。

ビザという側面から考える限りでは人生におけるバブル期のようなもので、今後当面は停滞する中で、自力でどうにかしていかなくてはいけない。

ちなみに20代だけが海外移住に有利なわけではなくて、50代以降も再び有利になる。

というのは、多くの国でリタイアメントビザを取れるのは50歳以上、もしくは55歳以上となっているので、この年齢に達した段階でさまざまな国に住む選択肢が広がっていくことになる。

ただし、50歳になるまで、私の場合であれば残り18年かかることになるので、その頃になって日本の信用度はどうなのか、あるいは海外で移住者を受け入れる基準がどうなっているのか、こういったことは全く予測が出来ない。

ひとまず今の段階で思うのは、ワーキングホリデーであったり、リタイアメントビザといった特別に有利な期間でなくても、とにかく色々な国に住みたいということ。

そのためにはやはり調査が必要になってくるので、いま現在ヨーロッパ各地、さらには南米、オセアニア、こういったところを中心にリサーチを行っている。

そしてそのリサーチをする中で感じるのは、やはりワーキングホリデーは特別な価値があったこと。

もし20代に戻れるのであれば、ぜひ活用してみたい。

行くとしたら、ポーランドかアイルランドあたりだろう。


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