マカオ国内での移動方法


マカオは他の国とは異なる事情があって、国内での移動と言っても実際には一つの街なので決して広くは無いが、その中での移動は基本的にカジノバスを使うことが出来る。

たとえばジュハイとの国境であるゴンベイ、あるいはフェリーターミナル、もしくは空港、こういったところから各カジノを結ぶバスが出ているし、一部のカジノはそれぞれバスを共有してカジノ同士を結んでいることもある。

たとえばギャラクシーとベネチアンはいくつかのカジノと提携して、それぞれのカジノ同士をバスで結んでいるので、こうしたところを利用すると無料ですべての移動が済んでしまう。

そうしたサービスを行っていない場合であっても、たとえば空港やフェリーターミナルを一回挟んで移動することによって、実質的に無料でマカオ中を移動することが出来る。


タクシーを使う場面

ではタクシーの使い道が無いのかというと、そういうことでもなく、たとえばカジノがないような場所、それでいて観光客が行く場所というと、マカオ国内にある多くの世界遺産等に移動するときにはタクシーが役に立っている。

あるいは実際に私が経験した例としては、サンズホテルのところで空港行きのカジノバスを待っていたところ、なかなか来る気配が無かった。

そして、飛行機の到着時間が迫ってきていたので、そのときにはタクシーを使って移動することにした。

マカオの南側にあるタイパ島に一旦移動して、そこからタクシーを使うとより安くなるということもあったのだが、このときは時間が無かったのでサンズホテルから直接空港にタクシーを走らせるという選択に。

また、御苑餐廳でアフタヌーンティーを楽しんだ際の移動手段もタクシーだった。

マカオ内は狭いので、カジノバスを使わずにタクシーで移動してもたいした金額にはならない。

そういった意味では、時間をお金で買う発想でタクシーを使うのも一つの手。

残念ながら地下鉄網は発達していない、というより全く通っていないので、移動はすべて徒歩か車になる。

一部の橋は徒歩での通行は禁止になっているので、そういった場所を渡るときには必ず何らかの形で車に乗る必要がある。

私の友人はそれを知らずに橋の上で写真撮影をしていて、警察官に取り押さえられたこともある。

そのときは拘束されることなく、注意のみでそのまま解放ということで事なきを得たが、一時は逮捕されるのではないかと不安を覚えたという。

一度捕まってしまうとマカオへの入国が制限されたり、一定期間入国が禁止されてしまうこともあるので、そういった意味では非常に不便。

もちろん拘留中に何をされるか分かったものではないという不安も付きまとう。

幸いなことにその場ですぐに解放されたという話だったので、何も被害は無く済んで良かったのだが、こういったところは各警察官の判断によって左右される部分が大きいので、やはり気をつけておきたいところ。

初めてのマカオであればどこに何があるのか、そしてどういった経路をバスが走っているのかが分からないと思うので、最初のうちはタクシーを使って各カジノの位置とか、空港やフェリーターミナルの位置を把握してから上手にバスを使ってみるのも良いと思う。

ちなみに世界遺産も密集しているので、たとえば聖ポール天主堂跡のところまでタクシーで走ってもらって、そこからすべて自分の足で歩いて見て回るというのも可能。

一日で10程度の世界遺産であれば見ることは可能なので、そういった意味ではマカオは効率よく作られた街。

ただし、文化遺産に対する保護はかなりずさんなところがあるので、その点はあまり期待しないで行ったほうが良い。


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