朝はセブで起床し、夜はバンコクで就寝する不思議な生活


事実は小説より奇なりという言葉もあるが、時々自分の生活を見直してみて不思議に感じることがある。

例えば今朝であれば、セブのThe Henry Hotelの一室で目覚め、メールチェック等を行ってから、朝食のため1階のロビーを通り抜け、レストランエリアに移動した。

このThe Henry Hotelはあまりネット環境が良くなくて、メールチェック等をできる時とできない時がタイミングによって分かれてしまうが、今朝に関しては良好な状態だった。

そして今日の朝食は不思議なものがあって、チョコレートの匂いのするドロドロとした黒いスープがあった。

味の検討が全くつかなかったので少しだけ取ってみたのだが、食べてみると甘みのないカカオ味のお粥のようなものだった。

明らかにカカオの匂いがするので、フィリピンの伝統料理というわけでもなさそうだが、ビュッフェ形式のスープでこういったものを出しているのは初めて見る。

味の個人的な感想としては、美味しくはなかったが砂糖や人工甘味料は使われておらず、それでいてカカオの健康効果は得られるわけなので、体には良さそうだった。

それ以外にも、イワシをトマトで煮込んだものとか、豚肉のステーキとか、春雨や野菜を炒めたものとか、定番のスイカやパイナップルやバナナ等のフルーツがあった。

ちなみに、先程のカカオの効能というのは亜鉛や鉄分やマグネシウム等が含まれていて、さらにカカオポリフェノールもあるので動脈硬化の予防やがんを防ぐこと、ストレスに強くなることやアレルギー、リウマチに対する効果も報告されている。

一般のチョコレートだと、どうしても砂糖を一緒に取ってしまうので、基本的にはプラスの効果よりもマイナスの影響の方が大きいと思っているが、今回のように甘みが全くないのであれば、ノーリスクということになる。


それはそれとして、食事を終えてホテルの部屋に戻ってきたが、今日はこれから筑前屋という和食レストランで早めのランチをとった後で、マクタン国際空港に移動をし、そこからまずは、エアアジアでクアラルンプールまで移動、そしてその後はクアラルンプールからバンコクに飛ぶ手筈となっている。

ドンムアン空港には夜の10時頃に到着する予定になっていて、そこからホテルもDusit Thaniホテルに一泊分だけ予約がしてある。

無理のない移動をするのであれば、クアラルンプールで1泊するという手もあったのだが、特にこれといってメリットも目的も感じず、さらに言えば一日に移動を凝縮してしまうことによって、毎日フライトに煩わされることもないので、多少の強行日程ということにした。

ただし、クアラルンプールでの乗り換えの時間が2時間半ほどしかないので、もし最初の便が遅れたりすると間に合わない可能性がなくもない。

その場合であっても、クアラルンプールからバンコク行きの便は安くて5千円もかからなかったので、いざという時にはそのチケットを捨てて改めて取り直しても大きな痛手にはならない。

そこら辺は現場で柔軟に対応できればと思う。

少なくとも予定通りいけば、今日は夕食をマレーシアで食べて、寝る時にはバンコクということになる。

一日のうちで3カ国を移動することになり、しかもこういった生活が日常になっているのは、ある意味不思議な現象。

しかもバンコクにとりあえず行くといっても、そのまま留まるのかチェンライかチェンマイに航空券を取って移動するのか、あるいはパタヤにでも足を伸ばすのか、未だ全く決まっていない。

今日は到着の時間帯も遅いので、そのまま市内のホテルに移動するが、シーロムに行ってホテルに泊まるのも、今のところは一泊だけしか予約していないので、その後トンローやAsokeで明日以降のホテルの予約をすることも考えられるし、またパタヤ等に移動することを唐突に思いつく可能性もある。


しかも昨日はホットストーンマッサージを受けていて突然、今年か来年の初めにはブラジルに行こうと思い立ったので、そこら辺もおそらく実現すると思う。

こうして考えると、奇妙というか不思議な巡り合わせのもとで暮らしていると感じる。

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