
明後日の土曜日にプラハからニュルンベルクに移動するため、バスのチケットを事前に購入しておくことにした。
当初は鉄道で移動するはずだったものの、かなり大周りなルートをたどらなければいけないことが判明し、わざわざミュンヘン経由で行くぐらいであれば、直接バスでニュルンベルクまで行った方が楽であるという判断。
プラハからミュンヘンを経由すれば明らかに遠回りになってしまうので、それは避けたかった。
最初は、WEB上でチケットを購入しようとしたらeチケットが35ユーロで売っていたものの、明後日の分は既に購入できなくなっていて、仕方がないのでプラハの中央駅までもう一度行くことにした。
途中、一度フローレンス駅で乗り換えをして中央駅まで行き、バスターミナルを探してウロウロしたものの、なかなか見つからない。
バスターミナル自体は二階にあたる部分に発見できたものの、今度はチケット売場が全く見当たらず、まるで地元のローカルバスが停まるようなバス停しかない。
散々探し回った挙句、もしかすると、駅のチケット売場でバスのチケットも購入できるのかもしれないと思い当たって行ってみたら、その推測は正解だった。
直前での購入は割高
ここで問題だったのはチケットの金額で、バスで4時間足らずの移動にもかかわらず、1669コルナ、日本円にすると、8千円以上することになる。35ユーロということで考えてみると日本円で5千円足らずなので、3千円ぐらいの割高感がある。
早めに買わなかったのがいけなかったと言えばそれまでだが、ヨーロッパでは早めに交通手段を確保しておかないと移動が割高になってしまうことを改めて身につまされた。
これはバスのチケットの話ばかりではなくて、飛行機であればより顕著になる。
例えば、1ヶ月半後の日程であれば40ユーロで購入できるチケットが、1週間前に期限が迫ってきてから購入しようとすると250ユーロを超えるようなことが平気で起こるので、予め用意周到に予定を組んでチケットを購入してから行くようにしないと、無意味な出費が増えることになる。
このような成り行きで移動コストが増えても、サービスのグレードが上がるとか、移動時間が短くなるとか、そういったメリットは何一つないわけで、唯一得られるメリットは直前までスケジュールを変えられるので、その部分の融通がきくという点だけ。
逆に言えば、特に予定がない場合、適当に予定を組んでおいて、そのスケジュールに合わせて動くということでもいいのではないかという感じがしてきた。
どうしてもこれまでアジアの感覚が抜けなかったので、直前の決定に基づいて動くことが多かったが、ヨーロッパにおいては行動原理を変えていかなければ、無意味にコストがかさんでしまうことが今回の旅で如実に浮き彫りになった。
帰りにパブで飲んだKozelはいつもよりも苦い味がした。
何にしても、バスのチケットを取ることができたので、今度はニュルンベルクのホテルを予約して、向こうに到着したら、今度はフランクフルト行きのバスを予約し、ここまででとりあえず、ヨーロッパの旅は一旦終了ということになる。
その後は、フランクフルトからカナダのハリファックスに飛び、世界一周の旅は続く。