香港からセブへの帰りの旅路


クラブメンバーや香港金融のプロとの交流のためにセントラルを対岸に臨む小南国で上海蟹や飲茶、點心を堪能し、鶏蛋仔を初めて食べ、そしてクリスタルウォーターベイへのクルージングを終えてセブに戻ってくる日がやってきた。

午前九時台の便だったこともあり、この日はこれといって香港で何か予定があるわけでもなく、ただ朝起きて移動をするだけだった。

思いの外早く目が覚めたこともあり、バスタブにお湯を張って半身浴を楽しんでからチェックアウトすることにした。

ホテル代の高い香港において、綺麗なバスタブがおいてある事自体がある程度限られるが、今回のホテルはバスタブがかなり狭く、足を伸ばして入れるわけではなかった。

海外生活が長くなると、こうしてお湯につかれること自体がレアな機会になるが、現在のセブで借りているコンドミニアムにもバスタブがあるので、最近はあまりこだわることはなくなりつつある。

しかも足湯の習慣ができたので、半身浴をしないまでもくるぶしから下を温めるのは日常的な習慣になった。

この日はおかゆでも食べてから帰ろうかとも思ったが、いまいち気が乗らなかったので駅でケーキを買って、それを朝食代わりにすることにした。


まずはホテルをチェックアウト

今回の滞在中はホテルのカードキーを紛失したと誤解して新しい物を発行してもらったり、チェックアウト前日にクルージングのため、タオルを持って出て行ったので、そのまま持ち去る気ではないかと誤解される恐れもあったが、特に何も聞かれず普通にチェックアウトできた。

もちろんカードキーについては部屋に置き忘れたことに気づいてから返却してるし、タオルについてもクルージングが終わった後に部屋に戻しているので、部屋を確認してもらえば特に問題はなかったが、ルームクリーニングの係に連絡を取ることもなくスムーズにチェックアウトが終わったので、早々に移動を開始できた。

普段はセントラル駅まで行って、そこから徒歩で香港駅へ移動、そしてエアポートエクスプレスを使って香港国際空港に移動することが多いが、今回はジョルダンの駅の近くでバス停をいくつも見かけていたので、そこから直でバスで移動しようかと思っていた。

そして8つほどのバス停を確認したところ、どうも空港行きのものが見つからず、時間に余裕はあったものの流石にじれったくなってきて、勝手知ったるエアポートリンクに頼ることにした。

空港からこちらに来るのには、バスを使うのも乗り換えがなくて便利だが、逆はなかなかそうも行かないらしい。

そしてこの日の朝は通勤時間とかぶっているにもかかわらず、人が閑散としていて、ジョルダン駅はもちろん、路上もガラガラな状態で人影もまばらだった。

というのも、移動日が日曜日だったので平日に重ならなかったのは運が良かった。


混雑した香港国際空狐

エアポートエクスプレスを降りてセブ・パシフィックにチェックインし、早めかもしれないと思いつつもボーダーを通って移動したがこれは正しい判断だった。

なにしろ人が多くて混んでいて、先程までの駅の閑古鳥が鳴いてるような雰囲気とは打って変わり、イミグレにしても荷物検査にしても長蛇の列ができていた。

結局15分ほどしか搭乗時間まで余裕が無い状態だったので、ゲートを通る時間を遅らせていたら間に合っていたか、かなり怪しい。

そんな感じで最終的にはいつもどおり若干ドタバタしたが、飛行機そのものは揺れることもなく、快晴の天気の中、マクタン空港に降り立った。


セブの空港からタクシーで帰宅

空港からはいつものイエロータクシーではなく、今回はホワイトタクシーを使ってみた。

イエロータクシーだと、アライバルのゲートから出てすぐという利点はあるが、あきらかに必要のない荷物の積み込みをしてくる係がいて、チップを要求してくるのにうんざりしていたから。

ホワイトタクシーでは居酒屋のんきまで移動して、すきやき定食を食べて帰ることにしたが、距離があまりに近かったため露骨に嫌な顔をされ、取ってつけたように空港への出入りのための費用として10ペソを取られたが、それ以上に気になったのは「居酒屋のんきはセブ島にしかない」と嘘を言っていたことで、空港からこれだけ近くにあるのを知らないとは考え難いし、明らかに長距離を走りたかったのは見え見えだったこと。

セブのタクシーでストレスを感じるのは渋滞以外ではかなりレアなので忘れていたが、そういえばタクシーの運転手はだいたいどこの国でも態度が悪いものだった。

ちなみに行きは早朝だったので25分ほどで到着した道を、帰りは居酒屋のんきを出てから自宅までだいたい40分ほどかけて帰ることになった。

渋滞らしい渋滞もなかったので、その点は最後まで恵まれた旅路だった。


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