
スロバキアの首都ブラティスラバからプラハに行くのには、電車を利用した。
意外に金額が安くて、3千円ぐらいで移動することができた。
問題は、ブラティスラバ駅が非常に混み合っていて、窓口で自分が乗る電車を確認しようと思っても長蛇の列に並ばざるをえず、時間がかかってしまうこと。
そうは言っても仕方がないので渋々並んでいたら、どうやらベルリン行きの電車に乗ればいいということ。
確かに前日に購入しておいた乗車券を見ると、ベルリン行きの電車の出発時間と一致しているので、それで間違いないらしい。
そして、電光掲示板を見ると、いくつか途中で停まる駅について表示がされているものの、なぜかプラハについては表示がない。
仮にもチェコの中では大きな都市であり首都なので、停まるのであれば、そこに表示がされていてもよさそうなものではあるが、もしかするとスロバキア国内の駅しか電光掲示板には表示されない仕組みなのかもしれない。
何にしても、10分遅れということで表示がされていて、遅れてやってきた電車にも、不親切なことにどこ行きという表示はない。
東欧で長距離鉄道を使う時に不便なところ
ここら辺は、東欧の電車の厄介な部分で、日本の地下鉄のように先頭や側面にどこ行きと書いてある場合もあれば、今回のように全く何の表示もない場合もある。また、最終目的地がわかったところで、どこに停まるかということについても、車内に何か表示があるわけでもない。
例えば、ポーランドのクラクフから、スロバキアのブラティスラバに行く時に関しても、最終的にはブダペスト行きの電車に乗って、それを途中下車する形になった。
今回もベルリン行きの電車を途中下車してプラハで下車という移動で、ちょうどチェコ国家の日の翌日の到着。
ここら辺はかなりわかりづらく、地元の人でも何でもない身としては、なかなか使いづらい印象がある。
ただし駅には大きく駅名の表示がされているので、正しい電車に乗りさえすれば、間違って乗り過ごす可能性は高くはない。
問題は先日、ポーランドのカトヴィツェでやってしまったように別の電車に乗ってしまうと、収集がつかなくなるということ。
どうやらこちらの電車は、基本的に特定の電車についてチケットを買っているというよりも、どこからどこまでという移動があって、その期間の中でいつ行ってもいいというものらしい。
もちろん席の指定等は特定の電車に付属しているものなので、その部分に関しては無効になってしまうものの、間違って電車に乗っても戻って次の便に乗るとか、そういったことは可能。
もちろん余分に時間はかかってしまうし、前回のスロバキア行きのように、よくわからないところに立ち寄ることになるようなこともあるので、できれば予定通りスムーズに移動ができればと思っていた。
そして今回のプラハ行きは、出発してみれば特に問題なく、乗り換えもないままするりと直通で到着することができた。