朝食にはお国柄が出る


世界1周旅行をしていて感じているのは、ホテルで食べる朝食や、ホテルに朝食が付いていない場合に外で食べる朝ごはんに、それぞれの国の特色が強く出るということ。

世界的に見た場合に、メジャーなところとしてコンチネンタルブレックファーストとか、イングリッシュブレックファーストとか、アメリカンブレックファーストといった区別もあるが、それ以外にも様々な違いがある。

例えばマレーシアの場合であれば、中華系の人が多く住んでいることもあって、朝からお粥を食べる機会も多いし、あるいはマレー料理の屋台でミーゴレン等のマレーシア料理を食べる日もある。

それ以外にも、比較的特長が強いところでは、アイルランドのアイリッシュブレックファーストがあり、こちらはダブリンで食べたハムやソーセージ、さらにスパムが付いたりして、とにかく肉類が多い。

大量の肉に申し訳程度のパンが付くという構成で、本当に朝からモリモリと力をつけるようなご飯を食べることができる。

これに対してポルトガルは、国を縦断しても基本的にメニューはほとんど変わらず、パンとヨーグルトとチーズとハム。

それから、オレンジやりんごがホテルによってあったりなかったり。

基本的にパンの種類も変わらないので、1ヶ月ほど滞在していてかなり飽きてしまった。

当たりはずれが多いのはアメリカやカナダで、カナダで最初に訪れた町のハリファックスでは、まずはコーンフレークがオーソドックスなタイプと、子供向けと思われる得体の知れない色に染められたものの2種類。

それから、ベーグルとホールフィートのトーストがあって、シロップたっぷりのフルーツパンチがあるだけだった。

このときはひどい朝食だと思ったが、最悪は更新されるもので、バンクーバーで泊まったホテルの場合、ホテルのフロント係が目の前で切ったオレンジが2切れと、後はトースト。

トーストも1種類しかない。

どうやらベーグルがあるらしいが、トーストがホールフィートということで体に良さそうなので、そちらを選ぶことにした。

しかもこれがセルフサービスではなくて、ホテルのフロントが全てやるので、量も十分に出てこない。

というのも、薄いトーストが2枚しか出てこないので、量的にも種類的にも色々な面で不満が残る結果となった。

そして、アメリカのワシントンDCで泊まったホテルの場合は、ハンバーガーの肉であるパテが取り放題になっていたり、日によってそれがポテトに変わったり、あるいはソーセージだったりと日替わりで微妙に変化が付けられていたり、あとはワッフルを自分で作る機械が設置されていて、朝からシロップたっぷりのワッフルを楽しめたりとか、そういった充実したところもあった。

バンコクの場合は、屋台でほうれん草やニラの炒め物とか、ブロッコリーやカリフラワー、にんじんや玉ねぎ等を煮込んだ料理、さらに赤飯や焼鳥を買ってきて、それとその場で絞ってくれるオレンジジュースやパイナップルジュースを飲みながらホテルで食事をすることがあるが、これが一番健康的な感じがしている。


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