バンクーバーの気温がついに氷点下になる


カナダのバンクーバーにやってきた時に、先週まで暖かかったのに今週に入ってから急激に冷え込んでいるという話をホテルのフロントの人に聞いた。

今回宿泊しているThe Sutton Place Hotelのスタッフは適度にフレンドリーで、朝食もフロントスタッフが用意してくれるが、その際にもどこの国から来たのかとか、日本のどこに住んでいるのかとか、そういった話を聞いてきたり、あるいは会話の中に日本語でありがとうとか、どういたしましてとか、ごゆっくりとか、そういった言葉をはさむ気遣いを見せてくれる。

そしてその言葉の通り、空港に到着した時から体の芯まで冷気が染み込むほど冷え込んでいるのは感じていた。

この状況でさらに雨が降らないか心配でネットで天気を調べてみたところ、最低気温が氷点下1度になっていることに気付いた。

オタワに入った際には、町中の電光掲示板に5度という気温が表示されていて衝撃を受けたことがあるが、ついにバンクーバーではそこからさらに一回り寒くなっているということになる。

実際には最低気温がマイナスなだけで最高気温は7度あるということなので、1日を通して常に氷点下の状態が保たれているわけではないとはいえ、ぶらぶらと外を歩いていても、1時間ずっと屋外にいるのは寒さの関係でかなり厳しいというのが体感としてある。



外に長くいられないレベルの寒さ

昨日も午前中は北へ、午後は南へ行って、ホースクリークやコールハーバーを見てきたが、そこにも長居するのはかなり厳しかった。

もしこれが夏場の気候のいい時期であれば、設置されているベンチに座ってしばらく仕事をするとか、あるいは考え事をするとか、そういったことに最適な場所だろう。

しかし、冬場は光景の美しさとはうらはらに、寒さが体を侵食していく感じがあるので、できるだけ短い時間で風景を網膜に焼き付けて、そそくさと建物の中に入って暖を取る行動パターンになってしまっている。

今回は5泊する予定ではいるが、おそらく劇的に気温が上がることはなさそうだし、今後の天気予報を見ても、気温がぐんぐん上がっていくという予想はない。

そうなってくると、この寒さと折り合いを付けて共存していかなければいけないことになるが、残念ながら人間の体がそこまで環境に適応能力がないことは、ここまでの北米の旅で重々承知している。

しかも、数日後にはどのみちマニラを経由してセブに入ることになっているし、当面10度を下回るような気温の国に行く予定はない。

おそらく今後1年以上の間、日本の真冬並みの気温の所に行くことはないだろうから、バンクーバーで頑張って寒さに慣れたところで意味がない。

もう1ヶ月以上10度以下の気温を体感してきて、その上でさらにバンクーバーは寒いと感じているので、これについてはおそらく慣れることはないのだろう。

しかしながら、まだスタンレーパークも見ていなし、バンクーバーの町は移住先の候補地としても色々と視察しておきたい。

Lupo Restaurantでの食事の約束まで時間があるので、有効活用しなくては。

物価はある程度把握できてきたが、まだまだこの町の住民の素顔や生活の実態を観察してみたいと思っているので、せめて日が昇っている間に歩き回って、生の情報を得られればと思う。


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