ベトナム、ダナンは意外に大きな街だった



ベトナム縦断の旅の計画を練るためにダナンについても調べたが、基本的には中部へのゲートウェイになっているとか、交通の要所というだけでいまいち存在感を感じない。

それでも近年はビーチの整備等に力を入れて、徐々に価値を上げているということだったが、どちらにしても空港があるという以外の強みはイマイチな印象だった。

しかしながら、街の規模とか経済でいうと話は別で、古都のフエやホイアンよりもよほど発展しており、高層ビルも立ち並んでいる。

また、ITにも力を入れているらしく、そこら辺はウェブマーケターとしては少々気になるところ。

と言っても、そもそも私の仕事の場合は場所にとらわれないことが強みの1つで、ダナンとかシリコンバレーとか、そういった特定の街に滞在する必要がない。

いまいちピンとこないが、考えてみれば多くのIT企業は大量に社員を雇って経営しているわけなので、ベトナムの場合で言えば、ハノイやホーチミンよりも人件費が安いダナンに進出するのは理にかなっているのだろう。

例えば、ベトナムの中でも最大手の一角とされるFPT社は、本社がハノイにあるものの、ダナンでも800人が勤務中という事。



ダナンの今後への懸念材料


正直なところ、ドラゴン橋のように出落ちのような観光名所もあるし、ダナンにはビーチぐらいしか見所がないという印象はある。

ちなみに、ビーチとしてはノンヌォックビーチとかミーケービーチ等があるし、それ以外の見所ということで言えば、ダナン大聖堂等もあるが、あえてそれを見に行くために来るというほどのものでもない。


また、ベトナムにはニャチャンというビーチリゾートがあるので、ダナンがどこまで存在感を増していくかということについては、かなりの疑問が残る。

また、ニャチャンにしてもダナンのビーチにしてもそうだが、中国人観光客のマナーがあまりにも悪い為に露骨に価値が下がっており、居心地の悪さが指摘されたりしているが、それはダナンのビーチに行っても感じたこと。

砂浜にタバコはポイ捨てするし、大騒ぎはするしで、とてもじゃないがリラックスできるような状態ではなくなってしまうタイミングがある。

とは言え、観光業の悩ましいところとして客を選ぶということが非常に難しい。

価格を高く設定すれば客層が改善するのかと言えばそんなことはなく、成金の中国人は相変わらずやってきて馬鹿騒ぎをするし、ドレスコードのように分かりやすいマナーのラインがあるわけではない。

そう考えてみると、ダナンに限らずこの辺は非常に根深い問題で、プーケットやサムイ島においても、タイの方で問題が起きているというが、これはベトナムにも通じることだし、東南アジアの多くの国が頭を悩ませているところ。

食事は美味しく、The Vintage EmporiumやM2C Bistro & Cafeに行っても美味しかったし、海沿いのレストランで見たmackerelのホットポット煮込みが美味しかったので、翌日もmackerelのグリルしたものにジンジャーソースをかけたものを食べたが、mackerelがまさか鯖のことだとは思わなかった。

どうりでなじみやすい味だと思ったら、珍しい魚でも何でもなかった。


そういえば、海外にいながら日本の民放のテレビを見ることができるサービスとして、TVerというサービスがあり、200万ダウンロードを達成したということだった。

全ての民放の放送をカバーしているわけではなく、一部の番組の最新話を放送しているだけな上、ベトナムやタイからは視聴ができない模様。

すべての海外の国がダメなのか、それとも特定の国だけなのかは不明だが、日本国外から視聴するということはどうやらできないらしい。

もちろん、色々と方法はあるのだろうが、そこまでして観たいとも思わなかったので、TVerのダウンロードはひとまず見送ることにした。


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