ワールドホッパーの海外集合のなかでも、ホーチミンでの開催は今回が初めてとなった。
今回は闘牛のマークがトレードマークの、クレイジーバッファローという店で待ち合わせをして、そこで半年ほど前からこの街にやってきて働いているメンバーと会ってきた。
ちょうど時期が旧正月(テト)の時期にあたっていて、そのメンバーも数日前はバンコクに行っていたそうだ。
ベトナムは工場労働者が多いため、10日ほどの休日を旧正月の期間に与えられることが多く、ベトナム人スタッフは基本的に実家に帰省する。
特に旧正月の前半に関しては、風習として実家で過ごすことが定着しているようで、ホーチミンに出て働いている人たちもこの時期は田舎に戻るという。
逆に普段の祝日というのは少なく、年間で5日ほどしかないと聞いた。
旧正月に10日という、まとまった期間を休んで、それ以外の期間はほぼ祝日がないというのもなかなか面白い仕組みだと思う。
そして日本人スタッフに関しては、近くにあるバンコクに旅行に行く人が多いということで、今回会ったメンバーもまさにそうしてきたらしい。
確かにホーチミンからだと1時間半程度で到着できるので、利便性も高く気軽に遊びに行ける街として便利なのが納得できる。
私も先日までバンコクにいたので、ひょっとしたら時期がかぶっていたのかもしれない。
なお、その人は以前にチェンマイにも行ってきたということだったが、その時には白いスモッグのようなものが掛かっていて、それを初めて見たそうだ。
私も何度もタイに足を運んではいるが、霧以外でそういった現象を目にしたことはなく、中国からPM2.5が来ているのか、あるいは南のインドネシアのほうからヘイズがやってきたのか、はたまたそれとはまったく無関係なのか、結局理由はわからずじまいだった。
ベトナムの職場環境
せっかくなので、ホーチミンでの仕事の環境についてもいろいろと聞いてみたが、ワーカーの多い職場の場合は、食後に昼寝をすることが習慣として多いらしい。オフィスになるとそうでもないようで、昼寝の習慣があるというのは、労働生産性を上げるためにも、快適に仕事をするうえでも役に立つので、これは面白い仕組み。
また、ほかの会社はどうかわからないが、その人の勤めている会社では、住居の紹介はホーチミンの一区のみに留まり、結局会社から近くに住もうと思うと自力で探さなければいけなかったようだが、空港近くには外国人が多く住むコンドミニアムがあって、今はそちらに転居したということ。
一区からだと、一時間以上通勤にかかってしまうので、ずいぶんと移動が楽になったという話だった。
ホーチミンを含めて、ベトナムには多くの日本人が駐在員だったり現地就労で働いているが、彼らが住んでいるエリアはかなり絞られてくる。
しかし実際には、外国人のリタイアメント層も多くやってきている街なので、探せばいろいろと適切な物件はある模様。
なお、話の中でパラグアイに移住した日本人と会ったことがあるという話を聞いたが、その人の話の限りでは、パラグアイの空気はきれいだということだった。
南米というと新興国が多く、東南アジアと同じように、空気は汚れているものと思っていたので、これは少々意外だった。
だいたい新興国は車の交通量も多いし、排ガス規制が適当なので、空気が汚れている傾向にあるのだが、パラグアイはなにか特殊な事情があるのかもしれない。
機会があれば南米に行った時に、現地を見てこれればと思う。
フローズンヨーグルト専門店へ
クレイジーバッファローの音楽が途中でボリュームが上げられ静かに話をするには厳しい環境になってきたので、途中で近くのフローズンヨーグルト専門店、ヨーグルトスペースに移動した。
こちらはマレーシアでみかけたTutti Fruttiのような店で、複数の種類のあるフローズンヨーグルトから自分で好きなだけ器に盛り付けをして、そのあとトッピングも自由にして、それを最後に一律で量り売りというシステム。
ヨーグルトスペースではクランベリーやラズベリー、緑茶、メロン、マカロン、ストロベリー等があったので、クランベリーとマカロンと、ストロベリーを選び、上にはベトナムで人気というカシューナッツなどをトッピングした。
そちらでしばし話し込んだあと別れたのだが、タクシーではなく自分でバイクを運転してきたということで、元いたクレイジーバッファローまで戻り、そこのバイクを管理している人に引換券のようなものを渡して、メンバーは颯爽と夜のホーチミンの街に消えていった。
バイクの多い街なので、自分で運転するのはなかなか大変ではないかと思うが、大通りだとバイク専用レーンが右側に用意されていたりして、以外と運転しやすいらしい。
日本では、まったくバイクに乗ったことがないのに、こちらに来てから乗るようになったそうなので、慣れれば意外に大丈夫なのかもしれない。
もっとも一度バイクが足の上に倒れて捻挫したこともあるらしいし、こちらで道を歩いていると足や顔に負傷をした欧米人のカップルを見かけたりするので、やはりバイクでの事故は少なくない模様。