バンコクのBenjakitiパークの水辺で癒される



バンコクは世界的に見ても人口が密集している大都市で、よく言えば現代的で高層ビルも多いが、悪く言うとごみごみしているという言葉で片付けてしまうこともできる。

そんなバンコクにもう何度来ているか分からないが、基本的にこの街には美しい水辺があまり無い。

川が流れていないわけではないが、有名なチャオプラヤ川は泥川だし、それ以外の小さな川を見かけたとしても、綺麗どころか異臭が漂っているのがデフォルトで、残念なことに癒される景色とは程遠い。


しかしながら、タイは東南アジアの中でも文化レベルが高い国で、緑の多さや街の景観には、かなり気を遣って作られている。

例えばBenjakitiパークの場合、巨大な池が作られており、水辺の風景を楽しむことができる。


池の周りはジョギングコースになっていて、さらにその外側はサイクリングコースになっている。

最近バンコクでは自転車を販売する店が増えているというが、残念ながら市内は道が悪く、車やバイクの交通量も多いので、公道を自転車で走るのはなかなか勇気がいること。

命がけとまでは言わないが、それに近いだけの覚悟は必要ではないかという気がする。

さらに言うと、排気ガスもひどいので、普通の一般道を自転車で走ったところで健康になれるイメージが全くわかないが、このBenjakitiパークを走るのであれば、だいぶ状況が違うのではないかと感じる。

もっとも、すぐそこには大通りのスクンビット通りがあるわけだが、それでも車の真後ろを走るのに比べればだいぶ空気はマシということになる。


そしてこのBenjakitiパークの景色を眺めていると、高層ビルと大きな池の水辺の雰囲気が両方楽しめて、どこか洗練された先進国のような雰囲気を一瞬味わうことができる。

イメージとしてはトロントとかバンクーバーとか、そういった印象を感じる瞬間がある。

昼間は暑いので夕方に行ったところ、ちょうど午後6時のタイミングに重なったので、音楽が鳴り始めてジョギングをしている人やウォーキングをしている人も含め、辺り一帯の人が足を止めるという出来事があった。


初めてバンコク訪れた時は驚いたが、BTSの駅だったり、こういった場所で午後6時に人々が足を止めるのはタイ国王への敬意を表しての行為。

何も知らなくてたまたま気づかずに歩いていても咎められることは原則としてないが、不敬罪が定められている国なので、あまり国王に対して失礼なことをしていると逮捕されることもあり得る。

実際、国王の犬をバカにして不敬罪で捕まった、というニュースも目にしたことがある。

わざわざ人の国に来て意味も無く国王を侮辱することもないと思うので、別に注意を要するというほどのことではないが、一応6時になったらそういった習慣があるということは、バンコクに来る前に頭の片隅に入れておくといいかもしれない。


なお、Benjakitiパークはスクンビット駅やアソーク駅から徒歩で4分ほど。

駅の間近とは言わないものの、充分に徒歩圏内なので、水辺の雰囲気を味わいたくなったら来る場所となっている。

そして夜はバンコクバーガーカンパニーで、ビックボスというハンバーガーを食べてきた。

こちらはパテの他に、サクサクのオニオンフライや、ベーコン、チーズ等が絡まったボリュームたっぷりのバーガーで、なかなか本格的ではあったものの、バンズの部分はいまいち好みではなかった。

昼にはアソークにあるアルマジスというモロッコ料理を食べてみたが、敢えてバンコクで食べる必要はないかという印象。

どちらかというと、ヨーロッパに行った時に煮込み料理を食べたくなったらモロッコ料理を食べに行く、という方がちょうどいい感じがする。

元々タイの場合、タイスキ等の鍋物もあるし、和食レストランでも鍋を食べることができたり、それ以外の煮物も食べられるので、敢えてモロッコ料理でなくてもいいかという印象はあったが、アルマジスの味自体はまあまあといった印象。

なお、時間帯によってはテラスでライブミュージックの演奏もしているとのこと。

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