今回のセブから香港への旅のメインの目的は、クルージングパーティーだった。
もともと香港で活躍している金融のプロから誘いを受けていくことを決めたのだが、以前にHSBCの口座開設とかファンドの契約をお願いしたこともあり、その後も関係が続いている。
今回はクルージングパーティーの前夜に、彼やクラブメンバーと集まって小南国で上海料理を楽しんだ後、一夜明けて昼前から尖沙咀近くの時計台の下に集まり、出向となった。
昨夜のメンバーだけではなく、他にも参加者が居たので総勢で約20名ほど。
主催者がてきぱきと動いてくれるので、食事や飲み物も随時供給されるし、とても快適な時間となった。
船は1階部分がテーブルを囲んで椅子に座れる席となっており、席も柔らかいシートになっているので、長い時間座っていても疲れない。
また、そこから1段下がったところに着替えも出来る広めのスペースのトイレがあり、さらにデッキの上に登るとギラギラした日差しの下で寝そべって語り合うことが出来るようになっている。
船が移動している時には帆を出しておらず、また屋根のような物も出ていなかったが、停泊中は日差し除けを出すことも出来るので、1日中強い日差しの下に居る必要はなく、日陰で休むことも出来る。
食事はどうしてもケータリングになるので、サンドイッチやチャーハン、野菜の炒め物、酢豚や揚げ物等だったが、飲み物は充実していて、ビールや赤ワイン・白ワイン、コーラ、トニックウォーター、ミネラルウォーター、その他ソフトドリンクがいくつかそろっていた。
10時半に集合して、戻ってきたのがたしか午後5時ぐらいで夕日がとても綺麗な時間帯だったので、それまではのんびりと沖で停泊していた事になる。
このクルージングパーティーは最初からどこにいくか決まっているわけではなくて、希望を伝えることはできるというものの、安全や波の高さ等を見て船長が当日判断することになっている。
この私たちが行ったのは、クリスタルウォーターベイという所で、最初は香港の高層ビルを見ながら船が出港し、徐々に緑が多くなっていった。
そしてこのクリスタルウォーターベイにはいくつもの船が停泊していて、アジア人ばかりではなくて欧米人のツアー客も見かけた。
イタリア人らしき白人がスタンドアップパドルでかなり遠くまで移動していたり、船の2階部分から飛び込んでいたりと、ここでも欧米人の休暇をエンジョイしている具合は、タイやフィリピン同様に様になっていた。
バカンスという文化が定着している彼らは遊ぶのが上手いというか、休暇を満喫している感じが板についている。
ここら辺は羨ましいところである。
そして、この日のクルージングパーティーは船でのんびりするだけでなく、バナナボートやウェイクボードも用意されていたので、そういったものも楽しむことができた。
アクティブに楽しみたい人はどんどんマリンスポーツに興じて、ゆっくりしたい人は船の中でリラックスしたり、参加しているほかのメンバーと談笑したりしていた。
今回の参加者は、香港在住者やペナン居住者、中国の深センや広州から来た人、そして日本からこのためにやって来た人等、かなり様々な人が集まっており、海外投資をしている人ばかりだったこともあり、そういった話題になることも多かった。
香港の金融のプロから新しい情報を得ることもできたし、そういった意味でも収穫の大きなクルージングとなった。