ワーキングホリデイの持ち物は足し算より引き算で考える


私が初めて海外に行ったのは、ワーキングホリデイではなく普通の旅行だった。

ただこれもワーキングホリデイと性質が似ていて、期間としては二ヶ月間各国を転々としていたので、それなりに荷物も大きくなっていた。

ある意味では特定の国に滞在するワーキングホリデイで持っていく荷物よりも、多くのものを持っていったのかもしれない。

そんなわけで、荷造りについては思うところがある。

というのも、初めての経験だったこともあり、成田空港で量ったときには、スーツケースの重さがなんと二十キロを超えてしまった。

この二十キロを超えたスーツケースをがらがらと引きずって持ち運ぶのは体力的にもかなりきつく、しかもヨーロッパの石畳の路面によっては溝に荷車がとられてしまうので、二十キロ以上ある荷物を両手で抱えて持ち運ばなければいけない場面もあった。

その後散々海外旅行を経験して、ある程度荷造りもうまくなってきて思うことは、余計なものをどんどん足していくという考えではなくて、必要ではないものを差し引いていくという考え方で荷造りを行なったほうがいいということ。

さらに言えば、多くの日本人が思うほど海外は不便ではないし、大抵のものは手に入る。

例えば薬局に行けばバンドエイドは売っているし、綿棒も品質のいいものが売っている。

こういったものをいちいち持ち込んでいたら、際限なく荷物は増えてしまう。

英和辞典も私は持って行ってしまったのだが、こんなものがいるわけもなく、ロンドンの町で早々に捨てた。

分厚い英和辞典を持っていくのは私くらいだと思うが、コンパクトな辞典であるとか、あるいは電子辞書を持っていく人は数年前ならいたと思う。

こういったものもはっきり言っていらない。

一部の携帯電話にはそういった英和辞典、さらに言えば和英辞典の機能もついていたりするので、そういったものであればコンパクトで軽量なので持ち込んでもいいと思う。

ただわざわざ電子辞書を持っていって、それを引きながら会話ができるかといえばそんなことは到底無理である。

もっと言えば、タブレット端末やパソコンを持っているのであれば、ネットにつないでオンラインでgoogle検索やyahooのサイトで検索をすることができる。

こういったサイトで翻訳をすればわざわざ電子辞書を持っていく必要はないので、時代の遺物のようなものを持っていってわざわざ荷物を増やす必要もない。

行き先の国によっては服を現地調達したほうが安いこともあるし、最初からすべての季節に合わせた服を持っていくよりも、例えば夏に行くのであれば冬の服は向こうで購入するとか、そういうことをしてもいいと思う。

現地で購入した服はやはり思い出深いものになるので、それ自体が自分自身へのお土産代わりにもなる。

そうしたことを考えると、仮に日本より若干割高だとしても、現地で買うメリットは十分にある。

少し大げさな話をすれば、パスポートと航空チケット、それからビザ関係の書類、このくらいを持っていけば残りのものはすべて現地で購入することは可能。

よほどおかしな場所に行くのでなければ、現地でも人が文化的な暮らしを営んでいるわけだし、当然お金を払ってみんなものを買っているわけなので、それほど心配する必要はない。

特にワーキングホリデイで行くような場合は、大抵のところはそれなりに発展した町であるはずなので、そういった所に行くときに日本から何でもかんでも持ち込む必要はない。

最低限の荷物を目指して、迷ったら荷物から外すという発想でやっていくと、身軽に移動することができるし、色々と現地で見ることができてそれはそれで楽しいショッピングになる。

私はすでに海外生活が三年近くになっているが、日本から持ち込んで未だに使っているものは殆どない。

周りを見渡してみると目に付くのは印鑑と朱肉、それからボールペンが一本。

このくらいしか見当たらない。

それ以外に関して言えば、すべて現地で調達してまかなっている。

パソコンも最初は日本から持ち込んだものの、調子が悪くなったのでマレーシアのアップルストアで新しいパソコンを新調した。

iPadやiPhoneも現地で購入したので、日本より安く購入することができた。

服もタイや香港で購入したので、今となっては日本から着ていった服は全く残っていない。

財布も同様で、一度マレーシアで購入した後、少し古びてきたのでフィリピンで再び購入して、今ではその青い財布を使っている。

こんな感じで、大抵のものはワーキングホリデイで行った先で購入することもできるので、心配せずに身軽な状態で行くことをお勧めする。


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