チェンマイからバンコクのドンムアン空港に移動し、エアポートホテルに1泊した後、午前8時にホテルを出てドンムアン空港でv airのチェックインカウンターに出向き、時間に十分な余裕を持って搭乗ゲートの前にたどり着くことができた。
マレーシアに住んでいた頃には、シンガポールのチャンギ空港を利用する際、時間ギリギリになって慌てることが多かったし、間に合わなかったことすらあったので、ずいぶんと進歩した気がする。
しかしながら今回の台北への移動は一筋縄ではいかなかった。
まず最初の問題として、私自身の体調が悪く、頭が痛かった。
そのため、搭乗ゲートの近くのベンチで横になっていのだが、なかなかゲートが開放されない。
どうやら出発が遅れているらしい。
結局当初の離陸予定時刻から40分から50分ほど遅れてゲートが開いたのだが、まだしばらく時間がかかるだろうと思っていてオープンのお知らせがあっても横になっていた。
しかし、搭乗開始から終了までが思ってたより早かったのか、あるいはうつらうつらしてしまっていたのか、最終期限切れきりになってしまい、空港内のアナウンスでv airで台北行きに搭乗予定の「ムサシ」と名前を呼ばれてしまった。
その放送によると2分後にはゲートが閉まるということ。
慌てて搭乗して事なきを得たが、危ないところだった。
私の席は後ろのほうだったが、前の方に空いている席があり4列目に座ったところ、まずかったらしく結局自分の指定席に戻ることになった。
台北に到着
そして1時間遅れで台湾桃園国際空港に到着したのだが、嫌な予感がしていた。というのも、乗客の服装を見ていると妙に厚着の人が多く、思いのほか寒いのではないかと言う考えが頭をよぎった。
嫌な事にその予想は的中し、台湾桃園国際空港に掲示されていた気温では14度ということだった。
外は雨が降っているという機内放送が飛行機の中であったので、天候の問題もあるのだろうがそれにしても寒い。
数時間前までは毎日最高気温が35度を上回るバンコクやチェンマイに滞在していたので、気温差はなんと20度以上。
そこまで寒い国に行くという意識はなかったが、思いのほか台北は冷え込んでいる。
しかもひと目で分かるほどはっきり雨が降っていて、それも憂鬱さを加速させる。
なんだか台北に来て早々、タイに戻りたくなってしまった。
もっともホテルにチェックインして食事に出た後にはそんな気持ちも吹き込んでいたのだが。
台北に来てから一食目の夕食は、それだけインパクトがあった。
天気も良くないので、手近にホテルのすぐそばで済ませたのだが、英語や日本語のメニューがなく、適当に中国語のメニューから勘で選んだ。
これが意外にもあたりで、メンマようなたけのこ料理、辛くない坦々麺、牛骨のスープ、ピータン豆腐等が出てきて体を温めてくれた。