ロングステイ先として人気のタイだが、その中でも多くの人が集まっているのが首都のバンコクと、第二の都市チェンマイ。
それ以外にもバンコク郊外のパタヤやアユタヤ、アジアを代表するリゾート地として有名なプーケットもあるが、今回はひとまずバンコクとチェンマイを比較してみようと思う。
というのも、最近この2つの都市で、それぞれ1ヶ月近くを過ごしたばかりだからなのだが、間にはベトナム滞在を挟んでいた。
首都バンコクの問題点
最初に滞在したのはバンコクで、もう何度目の訪問になるかわからない。今回はセブで家を引き払った後、クアラルンプール経由でやってきた。
相変わらず住み心地はよく、ロングステイ先として何不自由がないというのが率直な感想。
粗を探すのであれば、空気が悪いことが何よりの問題だろう。
では、チェンマイは?
対してチェンマイの場合、中心部だとバンコクよりも不便な上に車が多く、排気ガスにさらされることは変わらない。歩きやすい歩道が整備されているともいいがたく、水路で囲まれた中心部については魅力を感じなかった。
ナイトマーケットのあたりも空気は悪い。
そこでチェンマイにロングステイする時には、中心部とMAYAショッピングセンターに挟まれたエリアが気に入っているのだが、この辺は店が限られている。
おいしいメキシコ料理やステーキハウスはあるものの、その2つばかりに行くわけにもいかない。
ai sushiという和食レストランもあるが、鮭や鯖といった焼き魚定食を頼むと生焼けのような状態で出てくるし、極めつけはグラスが欠けているどころか、思いっきりヒビが入ってる状態で出てきて、あまりにも管理がなっていない現実を眼前で確認し、もう行きたくなくなった。
どうしても食という部分で困ってしまうのがチェンマイでのロングステイ。
ただし自炊する予定であれば、こういった問題は解消されるし、うまくいけばバンコクよりも快適な生活が可能になる。
交通渋滞も広くはないし、大通り沿いを避ければ空気がきれいな場所も部分的にはある。
とはいえ、やはりバンコクの方がポテンシャルが高いというのは、今回それぞれの町に約1カ月泊まってみて感じたところ。
チェンマイは高齢者が多いが、確かに属性として合っていると思う。
ギラギラした感じではなく、余生をのんびり過ごす場所としてはチェンマイの持っているのんびりとした空気感は最適。
それに対してバンコクは昼も夜も遊ぶところが多く、欲望を満たしたり、今後の力づよい成長を重ねるにはアジアの中でも最適な場所の1つだと思う。