三菱東京UFJダイレクトが使いづらくなる模様


2016年の6月から、三菱東京UFJ銀行のインターネットバンキングである三菱東京UFJダイレクトの仕様が変わるという発表があった。

今までは乱数表と呼ばれるクレジットカード大の薄いカードを見て、そこに示されている数字を入力することによってネットバンキングを利用することができていたのだが、このピンクのカードが使えなくなり、今後はスマホアプリを使うか、もしくは専用のカード型端末を利用してワンタイムパスワードを使わなければいけないという。

まだまだスマホの普及率は中途半端だし、ガラケーを使っている人もいるはず。

さらにいえば、そもそも電話が必要なのかどうかということ自体、冷静に考えてみると疑問。

私のように、生きていく上で携帯電話やスマホが必要ないのではないかという仮説を立てて、スマホを捨てようと思うと、今度は三菱東京UFJダイレクトのようにネットバンキングすら使えなくなってしまうというケースも出てくることになった。

たしかに電話は一般的な人であれば所有しているわけだし、社会的なインフラとしてそれを持っていることを前提にするのは間違ったことではないかもしれない。

しかしながら、本来ネットバンキングはパソコンでの利用が当初は想定されていたはずで、それをスマホ等でも使えるようにするところまではモバイル対応として当然のことだとは思うが、スマホがないと使えなくなるというのはもはや本末転倒ではないだろうか。

もちろんカード型端末を取り寄せることによって、パソコンしか使えない場合でも三菱東京UFJダイレクトを今後も利用することはできるが、不便であることは間違いない。

そもそもこんなセキュリティーデバイスのようなものを日本の銀行で導入する必要があるのかどうかということも疑問だし、なぜ三菱東京UFJ銀行だけがこのような対策を先駆けて行なうのか意味がよく分からない。

こんな部分はセキュリティーの問題なのだから保守的でいいわけで、どこかが革新的に進めていくというよりは、銀行間で足並みを揃えるくらいでいいのではないだろうか。

少なくともメガバンクの一つがわざわざ先陣を切ってやることであるとは感じない。

移動しながらでも銀行を使いやすくするというネットバンキングの理念から考えると、いちいちカード型の端末を持たなければいけないのは真逆の発想である。

今回の三菱東京UFJダイレクトの変更は残念極まりないが、そもそも彼らとしてもスマホを持っていないとか、居場所を転々としているといった顧客を想定していないはずなので、つまはじきにされるのも仕方がない部分ではある。

私としても別にメインバンクとして利用しているわけではないので困るわけではないし、このくらいのことは許容せざるをえないのだろう。

なぜだか世界的に見てというよりも主に日本でだが、銀行がどんどん利用しづらくなっているように思う。

それは海外送金について感じることが多かったが、今回はネットバンクについても同じ傾向にあると感じることになった。

それにしても、ネットというのは意外と不自由なもので、今回ベトナムに来てホーチミンのホテルではTwitterが繋がらず、どうもベトナムが規制をかけているようだったが、ホーチミン在住の人に話を聞いたところ、利用しているWi-Fiの会社によって対応が異なるらしく、普通に繋がることもあるとの話。

そしてホーチミンからフエに移動してみて試しに接続してみたら、普通にTwitterに繋がった。

つまりベトナムでのTwitterの規制は中国のように厳しいものではなく、かなり緩いらしい。

もっとも中国においても香港の隣にある深圳だと、一部のエリアではフェイスブックやTwitterに普通に繋がったりもするので、そこらへんはきっちりと厳格に規制をしているわけではない模様。

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