チェンマイにやってきてから、和食レストランがかなり目につくことと、他に気になるレストランがあまりないこともあって、Ai Sushiとか、MAYAモールの中に入っている鉄板焼きのMIYAZAKI、焼肉屋、FUJIレストラン等に行ったり、忍者ラーメンという怪しげな名前の店に入ってみたりしていたが、大抵の店ではラーメンが置いてある。
ただし、海外の和食の中でもラーメンは当たり外れが最も激しく、そして当たりはほとんど存在しない。
そういった意味で、山頭火は世界のどこで食べてもそれなりのレベルなので安定感があったりするが、チェンマイの場合は本格的なラーメンを食べられる店が2つ見つかった。
秀家
まず一つ目は、横浜家系ラーメンの秀家。秀家には日本人の店長がいて、オーダーも日本語でできる。
豚骨系のラーメンが美味しく、店内には美味しいラーメンやご飯の食べ方も紹介されていて、途中でニンニクや酢を加えることを推奨されていたりとか、かなり凝っている。
こちらの店はWi-Fiもつながるので、食事をしながらちょっとした調べものをするとか、そういったことも可能。
Facebookページにイイネをすると、トッピングが無料になるといったキャンペーンもやっていた。
どうやら店長一人で昼時は店を回しているらしく、スタッフ不足という感じはあったものの、味に関しては大満足。
また、友人がバンコクでやっている侍Wi-Fiのポスターが貼ってあって驚いた。
タイ人がメイン顧客のようで、一部を除くとだいたいがタイ語で書かれていたので詳しい内容はわからなかったが、こうしてチェンマイにまで影響が及んでいるのは、さすがと言う感じがした。
大勝軒
もう一軒は、MAYAモールと道を挟んで向かいにある大勝軒。大勝軒は、どうやらタイ人スタッフのみで回しているようで、2回行ったが、1回目は2人のスタッフが働いていて、2回目はなぜか6人もいた。
大勝軒の方は秀家ほどお客が入っておらず、12時台に行ったのに、私の他にはお客さんが一組だけとか、2回目に行った時はスタッフ6人に対して、私以外誰も食事をしている人がいないという状態だった。
味に関しては美味しく、つけ麺にしろラーメンにしろ、チェンマイでこのレベルのラーメンを食べられるのは、かなりの驚きだった。
本格的なラーメンにありがちなように、かなり脂も多いし、頻繁に食べたいと思うものではないが、日本人が海外に住みながら時々来る店としては、とてもありがたい。
丼物や焼き魚というのは、現地のスタッフでも比較的ハズレのないレベルで作ることができるが、ラーメンに関しては、麺が全然違うとか、スープが出汁の味がしなくて薄いとか、そういった問題を抱えている店が大多数。
海外の和食レストランではとりあえずラーメンは注文から外しておいた方が無難なメニューになっているものの、こういった本格的なラーメン専門店があると、かなりうれしいところ。
チェンマイの町の規模とか、あるいは日本人の住人の数に対して、ラーメン屋のレベルはかなり高い感じがする。
この町は気に入ったし、また今後も訪れる機会があると思うので、その時には秀家にしろ大勝軒にしろ、改めて訪れてみたい。
もちろんラーメン以外のレストランも充実していて、Dada Kafeのカレー、Kanjanaのカオ・ソーイも美味だった。