先日からスカイプでおこなっていたフィリピンの移住相談会が佳境を迎えてきたが、今日の参加者の中には、フィリピンかタイに住んでみたいという人がいたので、セブやマニラの話だけではなくて、バンコクも絡めながら話を進めていった。
ちょうどバンコクに滞在中だったので、縁も感じながら、先日まで住んでいたセブや、その前にいたマカティの話を中心に進めていったのだが、やはりカギになるポイントはビザとその街との相性。
治安や物価については様々なところですでに語ってきたが、人によってタイ人の気質とフィリピン人の気質、どちらが合うかはだいぶ変わってくる。
フィリピンはラテン系の気質といわれることが多いが、これは一般的にいわれている明るいという以外にも、大げさに感情を表現することが含まれているので、泣いている時も3割ぐらいは誇張表現ではないかと思わされる部分がある。
それに対してタイの場合、穏やか、和やかという言葉がしっくりくる。
どちらの国民性が上とか下とかいうことではなくて、単純に向き不向きがあるので、ラテン系のノリが好きな人はフィリピンに行くと満足度の高い暮らしをしやすいだろうし、穏やかな人と接することでつつがなく日々を送りたいということであれば、タイに向いているであろう。
また、それぞれで生活エリアの広さとか、物件の選び方も違ってくるので、そこも含めてスカイプミーティングで話した。
今回は期間限定で募集をしたが、やはりスカイプでのやり取りはかなり負担になるし、相談の時間以外にも、事前に日程や時間を調整して、そのタイミングでほかの用事が入らないようにするのはなかなか楽なことではない。
そういったことを考えると、今後も継続的に続けていくのは難しいし、そもそも私の本分でもないので、このフィリピンの移住相談会については、一度限りで終了となる予定。
それ以外のコミュニティで、スカイプを通じてではないが海外移住について相談できるような場も設けているので、そちらに専念していく方向で考えている。
それにしても、今回の相談会で話した人はかなり多様な顔ぶれだったが、比較的女性が多い印象があった。
フィリピンへの移住というと、男性のほうが主流な感じがしたが、慎重に事前に話を聞いてみたいという部分では、女性の方がニーズが強いのかもしれない。
すでにマレーシアのMM2Hの取得手続きに入っていて、代理店にもお金を払っているため、撤回すべきかどうか迷っている人もいたし、今回のようにタイとフィリピンを天秤にかけながらどちらにしようか迷っている人もいた。
マカティで暮らすことを半ば決定している人もいて、進捗状況も今後の希望についても、ひとりひとりでかなり異なっていた。
一言でフィリピンへの移住といっても、これだけのニーズがあると感じられたのは、なかなか新しい発見。
それにしても、移住先として考えているのはマニラかセブのふたつしかなかったし、マニラのなかでも、基本的にマカティかグローバルシティという人しかいなかったので、そこはわかりやすい構図となっていた。
例えばダバオとか、ボラカイに住みたいという人は今回の参加者の中にはいなかったし、かなり現実的に考えている人が多かったという感触を得ている。